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ネクタイは男性だけのものか? 「逆転の発想」で生まれた女性用ネックウェア

2019/02/09

男性も女性もスーツ着用時の悩みは共通している

 

働く男女を対象にした調査※1では、男性は「胸元や肌着が見えないように注意している」と多数の人が回答し、女性は「ブラウスの胸元が見えすぎないこと」を着こなしのマナーとして意識しているようです。

女性の場合、「大きく開いた胸元から胸が見えそう」「お辞儀をした時に胸元が気になる」という声が挙げられました※1。

 

 

印象に残る胸元を創る。ビジネスそして個性的なファッションとして。

 

とはいえ、胸元に彩りがないのは、ファッションとしても、ビジネスの印象づけてとしても物足りなさが残るかもしれませんし、彩りをつけていくバリエーションにも選択の幅がもっとほしいところです。

 

2005年に当時の小池百合子環境大臣が提唱した「クールビズ」により、夏場に男性はノーネクタイになる人が増えましたが、難点といえば、ノーネクタイは涼しくて楽でもカジュアルなイメージが残ってしまうので、ネクタイを緩めるとだらしなく見えてしまうという懸念事項もあるのでしょう。

 

クールビズが導入され、より胸元に目が向くようになったからこそ、マナーとしてきちんとした印象を与えられるようにという意識が高まっているようです※1

 

※1参考 「好印象には着こなしマナーから 気になるポイントはどこ」

URL:http://college.nikkei.co.jp/article/95191016.html

 

新商品開発の着想は、暑い夏の制服着用の不快感から

 

女性用ネクタイを扱う「株式会社ノーブル・エイペックス」は、代表取締役社長・大関綾氏が17歳だった女子高生の頃に起業した会社です。

 

自身が制服でネクタイを着用していたため、夏場の暑さや苦しさなどもよく理解できていたと語ります。初期投資に莫大な費用がかかっても、大関氏がものづくりにこだわったのは、アパレルという知的財産を生み出す・失われていく伝統技術・メイドインジャパンの誇り、これらを守るのは若い世代の使命だと感じたからだそうです。

 

男性用クールビズに対応する「ビズタイ」をはじめ、現在は女性用ネックウェア「セパレディ」を展開しています。※2

 

※2Aya Ohzeki contribution shopのウェブサイト参考

 

暑さ対策も万全!きちんと感を大切にしたデザイン

 

「セパレディ」は首回りにゴムやチェーンを施し、前部分はY字にカットされているため、首元にゆとりが生まれます。第一ボタンを外して装着できるようになっており、暑さ対策も万全です。

 

また、ネクタイの三角部分は革を使っているため、形が崩れにくい特性を持っており、ネクタイを緩めたときのようなだらしなさを感じさせることなく、きちんと感をキープできる点も優れています。

 

スカーフのような華やかさを添えつつ、アクセサリー感覚でいろいろなデザインを着用でき、ダーク系のスーツでも彩り豊かなファッションが楽しめるのが魅力でしょう。シャツ1枚でも「セパレディ」をつけるだけで、エレガントな装いに仕上がるのもポイントです。

 

 

逆転の発想から生まれた「セパレディ」の今後は?

 

これまで大きなメディア戦略を行わず、「セパレディ」はクチコミで広がってきました。

 

“クールビズはノーネクタイ運動ではない。『取り戻そう!ビジネスマナーとおしゃれ』”をモットーに、クールビズでネクタイ市場が衰退していく中、夏場でも着用できるネクタイを作ってビジネスの場にふさわしい装いを浸透させたいという逆転の発想から生まれた商品ともいえるでしょう。

女性活躍の風潮が後押しもしつつ、衰退していくかと思われるネクタイ市場に切り込んだ斬新な発想に、期待も高まります。

 

レポート=角 由紀子

 

 

 

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