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独立起業のレシピ

資金調達の仕方・選び方

2022/10/15

Q:独立起業しました。会社を運営するため、資金調達をしようと考えています。資金調達の仕方や選び方を教えてください。

 

A:資金調達にはさまざまな方法があります。資金調達の仕方や選び方について説明していきましょう。

 

独立起業でまず最初に必要なのは、会社を運営する資金ですよね。

最初は小さくビジネスを始めたとしても、事業を拡大していくにはどうしても資金調達が必要となってくるでしょう。

 

資金調達の仕方にはさまざまな方法があります。

今回は、3つの方法について説明していきます。

 

資金調達の仕方について

  • 金融機関の融資

金融機関から融資を受ける方法です。

金融機関に申請し、審査を受け、融資してもらいます。

 

しかし、独立起業したての場合、実績がないので融資してもらえない可能性があります。

そういった場合、信用保証協会を活用します。

信用保証協会に保証人となってもらい銀行から融資を受けることができます。それを「保証付融資」と言います。

もし返済できない場合、信用保証協会が金融機関に「立て替え払い」を行ってくれます。そのため、通常の金融機関融資よりも審査にとおりやすいのが特徴です。

 

 

  • 国や地方公共団体から借りる

国が100%出資している日本政策金融公庫から借りる方法です。

独立起業したてだとどうしても実績がなく、金融機関からの融資を受けられない場合があります。

日本政策金融公庫は、そんな創業したての会社に融資を行っています。

 

  • 投資家から出資してもらう

投資家から出資してもらう方法です。

出資してもらう場合、融資と違い返済する必要がありません。

しかし、出資を受ける場合、投資家に株式を渡します。

 

投資家はその企業や事業の成長性に期待してお金を出資してくれます。

出資してくれた資本で事業を行い、利益を出して分配する必要があります。

 

そのため、投資家は会社経営に意見を言うこともできますし、会社の重要事項を決定する際は、株主総会で決議されないといけません。

 

 

資金調達の選び方

3つの資金調達について説明してきました。

では、一体どうやって資金調達方法を選べばいいのでしょうか?

 

  • 独立起業したての場合

独立して間もない、実績がない場合は、国や地方公共団体から借りるといいでしょう。

国が100%出資している日本政策金融公庫は、小口の事業資金や創業資金の調達を主な事業としています。

融資以外にも、創業サポートや各種セミナー、経営アドバイスなどもしてもらえます。

 

あなたの事業の賛同してくれる投資家がいれば、投資してもらうのもいいでしょう。

 

 

  • 独立起業して1期目~2期目

独立起業し何度か決算が終われば、実績が明らかになります。

その場合、信用保証協会に保証人になってもらい、金融機関へ融資を申し込むといいでしょう。

実績が足りない場合も当然ありますが、返済できなくなった場合の保証人に信用保証協会がなってくれているので、融資してもらえる可能性があります。

 

  • 独立起業して数年経過、事業が安定している場合

金融機関に融資の申込みましょう。

ある程度実績があり、貸し倒れにならないと金融機関が判断したら融資をしてくれます。

 

 

まとめ

3つの資金調達の仕方、また選び方について説明してきました。上記以外にもさまざまな資金調達方法があります。

資金調達は事業拡大には必要不可欠となってきます。どういった方法や選び方があるのか、税理士や会計士といった専門家に相談して、納得のいく方法を選択するようにしましょう。

 

 

参考ページ:日本政策金融公庫

https://www.jfc.go.jp/

 

全国信用保証協会連合会

http://www.zenshinhoren.or.jp/index.html

 

 

 

監修:長井税理士事務所 長井建充 税理士
モットー:「判断基準は善悪で」をモットーに適正な申告・正確な会計処理を心がけています

 

 

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