子育て母さんの独立起業奮闘記 久しぶりの仕事復帰から約1年間また家庭へ!そしてまた仕事へ! | 「なりたい・したい」を「できる」に変える 次世代リーダーズのための :ゆめかなう

子育て母さんの独立起業奮闘記 <連載2> 久しぶりの仕事復帰から約1年間また家庭へ!そしてまた仕事へ!

2018/12/23

はたらくって楽しい!すぐにでも仕事を探したい!

 

家庭での仕事=家事、子育ても大切なこと。でも、私は外で活き活きと働くことが楽しい!と心から思いました。

 

しかし、三男の心が安定するまで、そして長男の高校受験、次男中学受験が終わるまでは家庭で母親業に徹することを家族からは求められました。久しぶりに働くことで家庭以外で自分の能力を発揮するとができて楽しかったことが忘れられず、燻っていました。

 

目の前のことに真剣に取り組もう!と考えて、料理教室に通って料理のレパートリーを増やしたり、

パン教室に通って子どもたちのおやつは手作りのパンにしたりと今ここの生活を楽しむように意識をむけることにしました。

 

家庭で過ごす1年間で考えた、私の仕事に対するマインド

 

家族中心の生活の中で、いろいろなことを考えました。特に、仕事に対する価値観の確認や、

マインドの深堀というものです。

 

①家庭でも仕事も大切なこと。しかし、社会で仕事をすることは楽しい!

②目の前の仕事は真剣に一生懸命に取り組む。今の苦労は将来に笑える種である。

③仕事に改善視点を忘れるな!仕事の中に成長を見つけて喜ぶ!

④給料以上の成果を出すこと。

⑤自己満足に終わらせない。

等々...。

 

これは、新卒で働いていた会社で教えらえたこと。そして人生の中で学んできたことです。

私だけではない、専業主婦から仕事に復帰したいと考えている女性の方々も自分自身の仕事マインド・プライド持っていると思います。

 

ただ、現実では、いわゆる”パートで働くおばさん”という仕事についた場合(次の章にそのエピソードがあります)には、

そんなことは求められていないことが多いと感じました。

 

できる仕事、やりたい仕事と、実際に与えられる仕事、会社からの期待値、また評価とは乖離しています。

 

このことは葛藤を生み、その葛藤はその後の仕事人生でも常に私の中にあり、とても苦しみました。

結果、それが原動力にもなり、パートという形で働くのではなく、「独立起業」に繫がったと、振り返れば思います…。

 

 

さぁ!再出発!!しかし・・・。

 

子どもたちの受験がようやく終わり、家庭も落ち着いてきましたから、またハローワークへ行き、仕事を探し始めました。

 

運良く、近くの教育機関でのパート事務の仕事があり、応募したところ即採用。スムーズに仕事が決まり、6月上旬から仕事を開始しました。しかし、仕事を始めて3日程経った時、上司から信じられない言葉をかけられました。

 

「予算の都合であなたを雇えなくなった。もし働きたいんだったら、8月までの予算が確定している仕事があるので、8月まではその仕事をしてもよいよ。(当時6月)」と。

とても軽い口調で言われました。自分の耳を疑いました。長期でパートの仕事を募集していたにもかかわらず何??一体何が起きたのか全く分からない自分と、お腹の底から怒りがこみあげてくる自分。どうしたら良いのかわからず、混沌とした気持ちのまま帰宅をしました。

 

運命のひと言

 

前職での労働基準法に抵触する働き方、今回の訳のわからない解雇通告。

 

パートで働く女性をバカにしているとしか思えず。。。

ハローワークに駆け込み、苦情を申し立てました。

 

すると、ハローワークの職員の方が、「ハローワークに来てもダメ、労働基準監督署に行かないと…」と。

 

腹が立ってきて、「ハローワークの募集で仕事に就き、酷い目にあっている人をなんとも思わないの?求職者に対してそんなことでいいのか!」

とかなり食いつきました。

 

すると、ハローワークの職員の方が、

あなたはこちら側の席に着く仕事をした方が良いかもしれませんね」と穏やかに私に言葉を発しました。

 

「そちら側って?」と聞くと

 

カウンターの内側で求職者の方の相談にのる仕事です。

 

その時、魂が揺さぶられたことを今でも鮮明に覚えています。

 

後から振り返るとココが私のキャリアのトランジション=人生の転機だったのかもしれません。

 

しかし、現実に戻り、また怒りがこみあげてきてそのまま帰宅しました。

 

その後は失意のどん底でコールセンターで期間限定で働いたりとフラフラしていました。

そんな折、また近所の教育機関でパートの募集があり、即採用が決まりました。

 

そして、その職場で経験したことがまたまた私を大きく今の仕事に導いていくこととなり、大きな決意を抱くのです。

 

 

 

次回に、つづく

 

著者:板倉里香

 

 

 

 

 

☆産業カウンセラー
☆国家資格キャリアコンサルタント

 

 

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