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独立起業のレシピ

20代・30代の起業とスタートアップ

2021/05/21

スタートアップ起業とその分類

 

ご存知だとおもわれますが、「スタートアップ」という形態の起業が一部で流行っています。

テックカンパニーとかテックベンチャーとかいわれて、AIや学習機能など、次世代のまだ見ぬ技術をベースにした、事業を展開しようとされる、チームであります。

 

このチームにも、いろんな固体や、性質がございまして、はじめに明文化整理をさせていただきますと、以下のようなカテゴリーになると思います。

 

・①ミッションビジョンを大事に(想いを大事に)している事業もあれば、

・②とにかく大きく儲けたいという昔ながらの一旗あげてやろう型の事業もありますし、

・③純粋に新しい技術でなにか新しいことがやれないだろうかという実験型事業や、

・④多くのみんなが豊かになるような社会課題を解決する形のインフラ事業

・⑤流行や話題にあがっている社会貢献型などのテーマに乗っかってみたい事業

 

などがあります。

 

起業する?資金調達のマッチング相性

 

この中で、お見合いのようですが、大枠の資金調達のマッチングとしてまとめると以下のようになると思います。

 

・まず、VC(ベンチャーキャピタル)から応援を受けやすいのは、③②の組み合わせ。

・④⑤あたりは、行政や行政に近いような思考の団体、あるいはクラウドファンディング。

・①は、個人投資家(エンジェル)、あるいは、その方面に投資をしている団体。

 

という大枠の愛称ではないかと思われます。

 

人間の、恋愛マッチングとも同じようなもので、やっぱり相性はあるようで、もし、資金調達をお考えのかたがこれを読んでいるとしましたら、手当たり次第に巡業して当たりこむよりも、お相手をまずはターゲティングして、求愛するとよいと思われます。

 

要注意スタートアップもいる

 

それで、最近は、ちょっとダークな話なのですが、こういうベンチャーもいます。あえて書いてみます。

私の周囲にもありまして、半面教師として、学びになるので、上げておきたいと思います。

それは、どのようなものかといえば、

 

・ビジョンもなければ、何もビジネスモデルも決まってないけど、なにかやってみたい勢い型チーム事業

 

です。

 

このベンチャーといいますか、私からしたら、ベンチャー(企業)ではないのですが、みなさんも、交流会やお仕事の流れで、何チームか何社か遭遇したことはあるのではないでしょうか。

 

傾向的に、ビジネスパーソンとしては、20代ヤングな層に最も多く存在しています。(ベンチャー自体が、若い世代で成り立っている領域であるから、そうかもしれないです)もちろん、そうでない、素晴らしい方々も沢山いらっしゃいます。

 

この勢い型事業の輩は、外面は法人企業の顔をしておりますが、一般にビジネス商習慣が身についているひとからしたら、とてもたちが悪いです。なぜかというと、その特徴・傾向を10個あげてみることにします。

 

・①儲け、風評が優先で、仁義や信頼、芯となるものなど、人格的に育っていない(「心」の教育の欠落)

・②仲間になるひとを大事にしない(資金がないので、低賃金か、あるいはただ働きを依頼)

・③ユーザーやクライアントをしっかり見据えての価値ある商品サービスが創れない(ユーザーよりも、自分が中心設計。また、知識も経験もないので、やれる人に丸投げ)

・④コミュニケーションがとれない(なにか調整事には、音信不通や一方的)

・⑤トップがその体験をしていない課題を把握していない。(なぜ?どうしてこの事業?が言えないので、現場に疑問が多発)

・⑥若いから「お祝儀」みたいに、資金がはいることがある。(ビギナーズラック的)

・⑦売上、事業実績の実際よりも、大きく言う癖がついている。(人からしたら、詐欺まがい)

・⑧ひとりでは、ろくに仕事ができない(何人かで固まって、やっている感だけはある)

・⑨お金の支払いが遅れる、未払いが発生する(被害にあったひと、あるあるです)

・⑩お金の借り癖、資金調達癖がずっとつきすぎている(売上や利益が重要だったはず)

 

被害を受ける前に、相手のトークを冷静に分析する

 

ちらほら聞くのが、資金調達を幾らしたとか、有名な誰それとプロジェクトが進んでいるとか、システム開発が進んでいるとか、日ごろから大きな話をしますが、支払いの時期になると、連絡が取れなくなって、未払いのままであるということです。

 

システムベンダーの方や、デザイナーの方など、いわゆる後工程作業を請け負う委託の会社や事業主の方や、あるいは、顧問・専門家・アドバイザリーの方からも、そういう、好ましくない話をちらほら伺います。(ゆめかなうに来ている会社様は、コミュニティベースでつながっている太い人間関係ですので、そういう事例はいまのところないですが、巷ではあるあるです。)

 

また、AIやフィンテックとか、今時の流行りのワードを多用し吹聴しますが、ふたを開けると、なにもできてないし、実現できそうなエンジニアも不在だったりします。資金がはいれば、それで人を採用して、まるなげして商品サービスを創らせればいいやと思っているひともいるんでしょう。

 

成功する事業(起業)は?

 

一方、本題のタイトルのように、成功する事業は、これを反転させて考えていただければ

分かりやすいと思います。

 

・①儲け、風評よりも、仁義や信頼、芯となるものなど、人格的に育っている

・②仲間になるひとを大事にする(儲かったらみんなで分配の意識)

・③ユーザーやクライアントをしっかり見据えての価値ある商品サービスを創る

・④コミュニケーションをしっかりとる

・⑤トップがその体験をしており課題を把握している。

・⑥資金は明確な理由の裏付けがある

・⑦売上、事業実績の実際・実態がしっかりある。

・⑧社長あるいは、役員がそれぞれひとりになっても、最終的に仕事ができる

・⑨お金の支払いはしっかり

・⑩お金の借り癖がなく、売上や利益主義。

 

となるわけで、しっかりした企業だなという感じを受けると思います。

 

かっこよくスタートアップといっても、いわば、事業(仕事)です。スピードが要求されますので、そもそもそれをハンドリングできる手腕がなければ、人間関係がぼろぼろで、不幸になるひとを増やすだけです。

 

特に、①~⑤は、資金以前の課題なので、そこは、起業すべきひとは、しっかり学ぶべきところでしょう。

 

とにあれ、無理をして過大過小評価をしたり、信頼を損ねるようなことをしたり、人のことやひとの会社をあれこれ情報収集したり、その情報に振り回されるよりも、自分の事業構築にどれだけ集中しているかが大事だとおもいます。

 

ゆめかなう編集部

 

 

 

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