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最短10ミリ秒で人の感情を読み取るAIが登場!

2018/11/27

人の声から感情を解析するAI(人工知能)が世界で注目を浴びています。

 

それは、Empathという音声感情解析AI。

人間の声のトーン、スピードなどの物理的特徴から、喜び、平常、怒り、悲しみの4つの感情と元気度を解析します。言語に依存することなく、リアルタイムで解析可能。最短10秒ミリで解析できるため、世界50か国、約1000社で利用されています。

Empathは、ルクセンブルクで開かれるイベントITC Spring2018のスタートアップピッチで日本企業で初めて優勝するなど、世界で脚光を浴びています。

<参考> Empathホームページより

 

活用分野は幅広く、メンタルヘルスケアやマーケティングと多岐にわたります。

Empathが提供する「じぶん予報」は、スマートホンに毎日音声入力することで、自分の気分の上下動、感情といったメンタル状態を数値化し表示されます。日常生活の中での自分の気分の変動を意識し、あらかじめストレスに対する心構えを形成することで、うつ病などの予防につながります。
活用事例では、NTTドコモの協力のもと、被災者支援スタッフに配られたタブレット端末に音声解析ツールを導入し、スタッフの心のケアに役立てました。

<参考>自分予報:https://jibun-yohou.jp/lp

 

 

 

また、「スマートコールセンター・システム」は、コールセンターで活用されています。
電話をかけてきた顧客の言語化されない感情をリアルタイムで解析し、オペレーターの見る画面に表示されます。解析でオペレータの意欲を把握し、管理者による分析やコーチング、フォローを手助けします。
アウトバウンドにおいては、オペレータの「推す・引く」を助長し、成約率を向上させ、インバウンドでも相手の状態をリアルタイムに把握できるため、ストレス軽減に活躍します。

 

<参考> Empathホームページより

 

 

Amazonのアレクサ、Googleアシスタント、Siriと音声領域においてAI技術の発展が期待されています。

 

AIの人間の感情解析は今まで困難とされてきました。
その解決策として、Empathの音声感情解析の技術が注目されており、今後はますます需要は増えてくるでしょう。

しかし、現在の音声感情解析で全ての感情を解析できるわけではありません。
人間の感情解析は、音声だけが全てではなく、声や表情、仕草、行動などがあります。そのあらゆるパターンをデータ化し、それをAIに学習させ、表現させる必要があります。

それには膨大な費用と人材が必要となります。これはAIを活用する企業が直面する問題でもあります。
Empath社は、総額3億2,000万円の資金調達に成功しました。この資金調達で、AI機能拡充、感情コンピューティング領域の人材獲得などに充て、事業拡大を図っていくようです。

 

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