「咲く品」を手にする人・観る人が笑顔になり、良いサイクル(輪・和)を世界に巡らせたい 開運切り絵と書の作家 松勢工房 大和天翔 | 「なりたい・したい」を「できる」に変える 次世代リーダーズのための :ゆめかなう

「咲く品」を手にする人・観る人が笑顔になり、良いサイクル(輪・和)を世界に巡らせたい 開運切り絵と書の作家 松勢工房 大和天翔

大和天翔様profile

1977年生まれ、岩手県出身。小学校から書道をはじめ、岩手大学、同大学院でさらに深く書や芸術を学び、就職後は書に携わりながら、独学で切り絵も展開。現在は切り絵・書を主軸として幅広く作家活動をしている。

書では、文字から骨格や風格、魂を感じ取られるような「咲く」品を制作。単純に造形の面白さ、表面的に奇をてらうことを狙った作品とは一線を画し、「勢い」に任せず「丹精こめる」姿勢を大切にしている。
切り絵は主に、日本や東洋の神仏、聖霊、文化などを題材とし、これらの存在と依頼者(が抱く祈りや願い)が融合した完全なオリジナル作品の提供をしている。

【主な活動歴】
・切り絵 パリ国際サロン第30回記念展 入選
・2017天野喜孝審査員 iPhone6ケースデザインコンテスト 入選
・書道 読売書法展 特選1回/秀逸3回
・篆刻 日本篆刻展 会員推薦賞
・和プロジェクトTanishi第一回全国護国神社「世界平和の祈り」全国一斉揮毫 岩手県担当
・同天河大弁才天神社「愛」奉納揮毫
・大本山薬師寺「日輪瑞穂」「心月清松」(切り絵)奉納

「特技や長所を生かしあう」=「調和」させることによって、良い関係を築き、より良い世の中にしていきたい

このお仕事をされる上での信条を教えてください。

作品を手にする人・観る人に、笑顔や幸せの花が咲く、いわば「良いサイクル(輪)」を世界に巡らせることを目的として活動を展開しております。私の制作活動が、地球上の方々の幸せにつながってほしいし、つながっていくと確信しています。

つまり、私は、自分の特技でより多くの人や、より広い世間に喜んでもらうことが使命だと思っています

人にはそれぞれに特技があり、長所があります。それらを「生かしあう」=「調和させる」ことによって良い関係を築くことができると考えておりますので、私自身の作品創りが、より良い世の中実現への貢献の一歩だと考えています。

普段は、「書や切り絵」作家として主に活動しており、人々や世の中に笑顔や幸福の花が「咲く」品を創り、送り出しています。

「書や切り絵」には、私たちの祖先が遠い昔から織りなしてきた大切な事柄がこめられていて、慣れ親しんできた芸術だと思います。「咲く品」でもって、ご覧になられた皆様が本来持っている「輝き」を、表に出す、活性化させる、継続させる、自信を持つ、ことを後押しできたら嬉しいですね。

お寺に依頼された大きさ畳2枚半もの切り絵の創作、依頼者と私の意図や想いを交換することができた経験

このお仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

学生の頃、お寺でアルバイトを経験しました。仏様や経典に親しみながら仕事をする中、そのお寺の住職が私を非常に気に入ってくれ、「あとを継がないか」と言ってくれたのです。本気で「やろうかな」と考えましたが、大学在学中だった上に、親の猛反対を受け断念。それで、大学卒業後は、一旦、就職をしたのです。

就職してから数年、多忙に追われた毎日。筆を持つことはほとんどなくなりました。当時の仕事について、何かやりがいといいますか、この道がどうも違うように思うことが何度かあったのです。なんといいますか、行き詰まりといいますか・・・。でもその反面、人から頼まれて創っていた作品がとても周りに喜ばれ、心身ともに非常に充実している自分がいることに気づいたのです。そこで段々と「ここまでさせてもらってきた切り絵と書をこのまま何も生かさずに人生終わるのか・・・?自分のため、人のために生かせないのか」と真剣に考えるようになりました。

そんな時、学生時代にアルバイトをしていたお寺から、大きさ畳2枚半もの切り絵を創って欲しいというお話があったのです。その創作が、自分らしく生ききるために、また、私を支えてくれた皆さんの厚恩に報いるために、この技を揮って生きようと決意させてくれるきっかけになりました。絶対に忘れることのできない、今までの作品の中で一番思い出のある作品となっています。

(下記作品は、奉納した聖観音、構図を思案していた際、朝方夢に出てきました)
ちなみに、余談がありまして・・・。このお寺に作品を納めた際に、とても喜んでくださって、その感謝のしるしといいますか、記念にと、大きな硯(すずり)を下さいました。この硯がいま、すべての作品を産み出し、皆様の笑顔の礎となっています。感謝の意が入っている硯で書を生み出すことは、とても意義のあることだと思っています。

「咲く品」を手にした方から感謝の言葉をいただいた時

「このお仕事を続けていて良かった」と思うのはどういった時でしょうか?

「切り絵や書」を鑑賞物(芸術)として提供していますが、個人的にはお客さま皆様の、開運、人生好転、幸福到来のための「咲く品」として位置づけ、提供しています。

制作にあたっては、肩肘張らずに、依頼者と制作者の意図や、想いを交換することを大切にしています。そうして作品と依頼者が一体化していくものだと考えます。「望みがかなった」、「幸せになった」など、感謝の言葉をいただくと、活動していてよかったと心から思いますね。

ちなみに、ご主人が仕事をあまりされなくて困っていた方から、「咲く品を飾ったら主人が仕事するようになった」と、喜びの声をいただいたこともあります。

私の作品が世の中にもっと広く認識されるようにしていくこと

今後の目標を教えてください。

私が最も大切にしていること、忘れてはならないことは、依頼くださる方との関係を深めることです。そして、その上で、私の作品が世の中にもっと広く認識されたいですね。良い作品を創り続け、いろいろな方々と協力して、作品やその情報を発信していきたいと思います。協力して広めていくという姿勢は大事だと思います。

また、時には、あきらめたくなるような壁もあるとは思いますが、あきらめずに、「とどまる」という選択をし、粘り強く、活動を続けていきたいと思っています。

(下記作品は、「天地平和 世界和合 曼荼羅」の一部)

最後にこのページをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。

たとえ、あなたが今は、ただただ辛く、心が折れそうだったとしても、絶対にあきらめてはなりません。「進むか退くか」だけでなく、「その場にとどまる」という選択肢もあるのです。そして、自分の気持ちに正直になること。自分を信じること。どんな状況でなっても、あるきっかけで「スイッチ」のようなものが入れば、一気に流れが好転することもあります。人は絶対に一人ではありませんから、素直にそして気楽に周りと助け合いながら活動していきましょう。※それを助けるのが、私の切り絵の役目でもあります。

また、それぞれの人にそれぞれの輝くものが必ずあります。そして、それを発揮することは自分の幸せの実現のみならず、周囲へも好影響を及ぼします。
そのためには、まず自分のことを大事にすること。しっかり仕事の対価をいただき、自分をいたわるような生活をする。例えば、おいしいものを食べるとかでもいいと思います。自分を大事にすると自然と周りのことも大事にできると思います。

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