困った人の道しるべとなる『灯台』のような存在を目指して活動 まほろば司法書士事務所 友田純平
大学在学中に、司法書士資格を取得。新卒で、司法書士事務所に3年、離職期間を1年、リクルートキャリアで3年半営業を経験し、2017年3月に独立。まほろば司法書士事務所を開設。
司法書士事務所に勤務時代、登記のイロハを学ぶ。不動産や会社の謄本について、戸籍の読み方など。そんな中、勤めていた事務所が解散し仕事を失う。一念発起して、リクルートキャリアに入社。人材紹介の営業に就く。神奈川の中小企業の採用に取り組み、MVPなどの社内表彰を受ける。
現在は、司法書士として、認知症対策・相続対策のサポートを専門に行っている。
関連キーワード:スペシャル取材、アイデア、ゆめかなう、遺言、不動産、後見、相続、エンディングノート、民事信託、まほろば司法書士事務所、司法書士、友田純平、事業承継、認知症、遺品整理、介護
知らないで損をする人を一人でも無くしたいと日に日に強く思うようになり、問題の発信と対策のサポートをするため、今の事業を行おうと決心
このお仕事をされる上での信条を教えてください。
経歴をお伝えするとよく「なんでそんな経歴なんですか?」と聞かれますね。でも、自分の中では軸があって、困った人の道しるべとなる『灯台』のような存在を目指していたら、今の自分や仕事に、たどり着きました。
司法書士の資格を取得した時には、事業承継のプロジェクトマネージャーを担うことを目指していました。先輩の先生から「事業承継の専門家はまだまだ足りていない。司法書士は登記のために社長の本人確認が義務付けられている。社長に会える立場なんだから事業承継の悩みも直接聞ける立場なんだ。」という言葉をうけたのがきっかけです。
事務所の仕事をしながら、「戦略的定款の作り方」なども学んでいました。そんな中、なんと自分の事務所が事業承継できず解散して職を失いました。想定外のことが人生には、起こるものです。
その後、コンサルするための知識、会計書類の読み方を身に着けるために、中小企業診断士の勉強を決意。資格を取れたら独立する予定でしたが、致命的な欠点に気づかされます。顧客との「コミュニケーション能力」を磨く必要があると感じたのです。
実は、対面の面接がとても苦手でした。就活をせずに、資格の勉強を目指したくらいでしたから。資格があればなんとかなると思っていたんです。でも、実際のビジネスでは、資格だけもっていても、なんとも太刀打ちできない場合が多かったのです。
それで営業職での就職を決意し、リクルートキャリアに入社しました。当然、売れない営業でしたが、リクルート流の現場のスパルタ特訓で、克服しました。
独立を考えるときには、事業承継以外にも社会問題が出てきていました。
それが『認知症』と『相続』の問題です。
厚労省の発表によると2025年には65歳以上高齢者の5人に1人が認知症になる予想が出ています。認知症が悪化すると預貯金をはじめ財産が凍結になります。これは介護資金の問題に直結します。
日本の現制度はまだまだ対応しきれていません。知らないで損をする人を一人でも無くしたいと日に日に強く思うようになり、問題の発信と対策のサポートをするため、今の事業を行おうと決心したのです。
判例なども少なく、実務をやっている専門家も少ない。でも、不安を解消できるのが民事信託という新しい制度
このお仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
「先駆者の先生との出会い」ですね。資格を取ったはいいけど、最初司法書士って何をする人か分かりませんでした。でも事業承継の第一線にいる人がいて、「カッコいい、自分もやりたい」と思ったことが大きかったです。民事信託もその先生の影響です。
そして、民事信託という新しい制度を徹底的に勉強しました。
家族信託という名称でテレビ報道もされていますが同じものです。平成18年に信託法という法律が改正されてできるようになった手法で、信託銀行などの投資信託とは全く違った手法です。
簡単にいうと、認知症が悪化しても凍結されず、子供が親に代わって預金や不動産の管理・処分ができ、介護資金などを捻出できます。
まだ、判例なども少なく、実務をやっている専門家も少ない。でも、不安を解消できる制度と思って勉強しました。
ワクワクするような未来づくりの一助になれたらと思う
サービスとして何をご提供されていますか?また、「このお仕事を続けていて良かった」と思うのはどういった時でしょうか?
民事信託、遺言、後見、エンディングノートなどの相談・サポートをしています。その他、不動産や保険、弁護士、税理士、遺品整理、葬儀、介護系のNPO法人などとも連携をしています。
老後や相続への不安は一人の専門家だけでは解決できません。しかし、できるだけ相談者様が歩き回らなくて済むように周辺業界の知識も勉強をして専門家にお繋ぎできるようにしています。シニア婚をサポートする結婚相談所の方とも情報交換させてもらっています。(ワクワクするような未来づくりの一助になれたらと思うので!!)
「この仕事を続けていて良かった」と思うのは、お客様に喜んでいただけたときですね。「あの時に対策をしておいて良かった」という声もそうですが、ご両親に説明に行くときに、「先生が説明に来てくれると父母も納得できるようでスムーズに話が進みます」という声をいただいた時は、とても嬉しいです。営業のスパルタ特訓をやっておいて良かったと思えます。
今後は会社の事業承継にも関わっていきたいですね
今後の目標を教えてください。
今は個人の方の対策が多いですが、今後は会社の事業承継にも関わっていきたいですね。例えば、社長の認知症悪化の影響は、会社の方がずっと大きいです。会社の運営がストップしてしまう可能性もあります。それは業績悪化、時には倒産にもつながってしまいます。取引先、従業員、そして国にとっても大きな損失です。スムーズに承継ができるように携わっていきたいと思います。1年以内には叶えたいですね。
最後にこのページをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。
実は、30代の国家公務員に対する調査で、70%が将来への不安を持っているという結果が出ています。1番安定しているはずの公務員がです。
一方で私の周りには、不安を口にしているような人はあまりいません。『社会の負や不』に挑戦している人が多く、やりがいの方が勝ってしまうからと思います。
私もまだ30代前半、周りから見てまだまだひよっこです。でも、『社会の負や不』に対して挑戦していって、「民事信託の分野」の第一人者と呼ばれる存在になりたいと思います。
独立や起業をされた方、されたい方、一緒に頑張りましょう。会社の設立のサポートもしているので、検討中の方はお気軽にご相談ください。あなたのチャレンジを応援しています。
関連キーワード:スペシャル取材、アイデア、ゆめかなう、遺言、不動産、後見、相続、エンディングノート、民事信託、まほろば司法書士事務所、司法書士、友田純平、事業承継、認知症、遺品整理、介護