スペシャル取材

海外で成功する日本企業を1社でも多く増やしたい アジアンブリッジ株式会社 代表 阪根嘉苗

阪根様3 テクノロジ

阪根嘉苗
アジアンブリッジ株式会社代表取締役。
1979年に台湾の高雄市に生まれ、起業家の母や親戚に囲まれて育つ。2004年早稲田大学大学院修了後、株式会社リクルートエイブリックに入社(現リクルートキャリア)。人材紹介の営業部門・新規開拓分野においてMVPを受賞。
2010年にアジアンブリッジ株式会社を創業し、日本企業の台湾進出のコンサル業を始める。2014年には新たに台湾における通販支援サービスを手掛け、5年で延べ100社以上の企業を成功に導く。現在は、講演活動にも力を入れ、「海外通販」や「越境EC」のエキスパートとして多くの日本企業を支援している。

台湾で成功する企業を作り、日本企業の海外展開を加速させる

このお仕事をされる上での信条を教えてください。

弊社は、日本企業の商品を台湾で流通させるための通販支援を行っています。

実は、日本企業が海外に進出して成功した事例はまだとても少ないです。このままでは、海外に積極的に出ようとする企業が現れず、日本はグローバル化に取り残されてしまうでしょう。私はそんな現状を打破したくて、海外で成功する企業を1社でも多く増やしたいという思いでこの仕事をはじめました。

海外で成功する“英雄的”な企業が出れば、他の企業もそれに追随しようとし、日本企業の海外展開は自動的に加速するでしょう。
まずは、台湾で成功する企業のロールモデルをたくさん作ることで、海外進出をしたいと考えている企業の背中を後押しできると考えています。

クライアントの成功に徹底的にこだわる

その信条のために、具体的にどのようなことをされているのですか?

単なる通販の支援やインフラの提供ではなく、クライアントの成功、つまり「売り上げの継続的成長」と、「海外事業の黒字化」に徹底的にこだわっています。
クライアントには、想定し得るリスクや失敗パターンもすべてお伝えし、3カ年計画を提示します。それでも挑戦したいと思ってくださる企業と一緒になって取り組んでいるのです。

具体的には、現地での商品の受発注、返品対応、顧客からの問い合わせ、薬事申請など、お客様が商品を注文してから手元に届くまでに発生する通販業務全てを請け負います。弊社が頂くのは、販売総額の30%。クライアントが台湾に進出するためのハードルをできるだけ低くしています。
たとえ小さな会社でも、たとえ英語や中国語が話せなくても、台湾に進出できる環境を提供したいと思ったからです。

「やりたいこと」ではなく、「やれること」

このお仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

最初は一人で、日本企業の台湾進出のコンサル業をしていましたが、なかなか規模を大きくできないでいました。2、3年経った頃、ある企業のプロジェクトのお手伝いをしたところ、その支援が成功。これをきっかけに、現在の台湾での通販支援サービスに転換しました。今では80名の正社員を採用するまでに事業は拡大しています。

実は、コンサル業をしていた起業当初は、やりたいことをやっても、ことごとくうまくいかなかった苦い経験があります。そこで、「やりたこと」をひとまず脇に置いて、求められることにアンテナを張って「やれること」をするようにしたのです。その途端、驚くほどうまくいくようになったんです。
おかげで先ほどのプロジェクトにも参加でき、今の事業にも結びつくことができたと思っています。

そして、事業が大きくなるにつれて、心掛けたことがあります。
それは人材育成です。
リクルートエイブリック勤務時代に、たくさんの経営者とお会いして人材採用のお手伝いをする中で、人材育成ができてかるかどうかが、企業の良し悪しを左右すると知りました。どんな事業であっても、商品やサービスの価値を決めるのは、そこにいる人材だと思っています。
ですから、事業をどう大きくしようと考えることも大切なのですが、それ以上に、どんな人に仲間になってもらうか、その人達にどんな風土や環境が必要で、どんなメッセージを共有していこうか。いつもそのことばかりを考えています。

自社のサービスでアジアに年間1000億円の流通を実現させる

今後の目標を教えてください。

私たちのサービスを介して、日本企業の商品をアジアに流通させ、年間売上1000億円を到達することです。
現在、それに向けて資金調達もしています。一機にスピードを加速し、日本の商品を手に取り、生活が豊かになる人、喜ぶ人を増やしたいと考えています。同時に、日本の商品が海外で評価されることで、日本人が日本の素晴らしさを再認識し、自信をもってもらうきっかけにもしたいと思っています。

最後にこのページをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。

起業当初のもう一つのエピソードを紹介させてください。
30歳までに起業すると豪語していた私ですが、いざ起業しようとするとなかなか一歩が踏み出せずにいました。
そんな時、ある人がビジネスアイデアも資金も場所も用意するからやってみないか、と声を掛けてくれたのです。またとないチャンス!と思ってやってみたのですが、全然身が入りません。結局は、リスクを取らずに、他人のビジネスを代行しているだけだったのですね。そのことに気づかせてもらい、そのビジネスは半年でやめて、自分で独立するに至りました。

自らリスクを取ってこそ、見える世界が変わります。いきなり大きなことをする必要はありません。お客様の課題やニーズに合わせて、自分にできることをやっていく中で、やりたいことが明確になり、事業を拡大するヒントも見つかっていきます。小さなトライ&エラーを何度も何度も繰り返した先にこそ、手に入れられるものがあるだと思います。

   

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