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独立起業のレシピ

「フンドシ」活用ビジネスと「人脈」

2018/06/23

ひとの「フンドシ」活用ビジネス

 

のっけから、パンチの聞いたタイトルで、興味をひかれた方もおおいのかも。先日、某人材サービス会社にでむいて話を聞いていると、ものすごいピンハネモデル※で、腰を抜かしそうになった。まぁ、営業代行もかねて、という意味合いであれば、月々、10%~20%ぐらいならかわいいもので、そこは、おそらく70%程度を、業務委託のギャラからしょっぴぐモデルだ。

 

「ひょえ~!これ、報酬が安すぎで、働くひと(お仕事を実際するご登録者)から、文句がでませんか?」と思わず、説明担当に聞いてみた。

すると、「もう、このサービスをご利用されている方は、シニアの方で、大企業の役員もご経験されているようなかたばかりですから、お金に執着がないんです~(とかなんとか)。」だそう。

 

「ええ~、だったら働かないでいいわけだし、なにも、ここに登録しなくても、いままでの仕事のツテとかあったり、趣味をするとかなんとか、するんじゃないですか?」と思わず、いってしまった。なんだろう、なにかが、モヤモヤしている。

 

※あこぎな(と思われる)人材派遣サービスのことを、「ピンハネモデル」とたまに、巷でもじって言うこともある。

仕事をする人を委託契約にして事実上クライアント先の現場に派遣し労働させる。

契約後は、別段サービスというなにかをするわけでもないが、毎月、結構高率なパーセンテージをギャラからしょっぴくビジネス。

2018年の派遣法改正でどうなるのか、行方がきになる。

 

 

さらには、もっと恐ろしい?ことが

 

そして、さらにおどろいたこと。それは、そのは働き手の労働力のみならず、いままで培ってきた人脈を、バリューとして売ることだ。

担当いわく、「いままでお持ちの人脈を、クライアント企業様にお見せしまして、その人脈をもとにクライアントの新規の営業開拓役として、ご契約いただくんです。」とのこと。って、この人材サービス、ほんとうに、人のフンドシで、原価かけずに、高利益をだすんですね。人脈をみせろといわれて、マジで、エクゼの方は提出しちゃうのでしょうか? わたしは、個人的にですが、「ちょっと、気持ち悪い」っておもいました。やっぱり、なにかが矛盾している気がします。でも、すんごく儲かるビジネスなのでしょう。まさに、「個人の情報資産=大きな価値のひとつ」もこの企業に、名簿登録という名のもとで献上するということをしているわけですから、個人の価値が搾取されているような感覚を覚えたのかもしれません。

 

 

人材ビジネスと独立起業のあるある事情

 

いろいろな人材サービスがある。そして、その背景には、働き方改革の、原因と結果なのか?と思わせるような、委託という名のグレーな派遣ブーム。また、個人の事業主・フリーランスなどは、立場が弱いということが、欧米諸国と比べて、往々に日本では、あるあるだ。

 

独立起業というのは、食うか食われるか。使うか使われるか。そういう、厳しいサバイバル局面にあうのも、現実。あなたなら、どうする?

 

 

 

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