世界初!ロボットが給仕するスマートレストランが北京にオープン!
2018/12/18
ロボットが給仕するスマートレストラン
ロボットが火鍋を給仕するレストランが北京にオープンしたと話題に!
話題のレストランは、火鍋専門店「海底撈」。
有名なチェーン店で、中国では300店舗以上、海外展開もしており、日本、韓国、アメリカなどに出店しています。
AI(人工知能)の飛躍的な発展で、将来的にAIが人間の仕事を奪うとまで言われている昨今。
自動車の自動運転、商品のレジ打ち、事務処理などは、機械が奪う職業ランキング(アメリカ)でも上位を占めています。
今回、話題となっているのはロボットが火鍋を給仕するスマートレストラン。
<参考ページ>ブルームバーグホームページ
料理の準備から配膳までを全てロボットが対応
スマートレストラン「海底撈」では、まず客がタブレットで注文します。注文データが届くと、料理の準備を開始します。
店内には、スマートロボットが厨房とホールに配置されています。
まず、厨房担当のロボットが倉庫で料理を用意し、配膳担当ロボットがお客様のテーブルまで運ぶという自動化を実現しています。
配膳ロボットは自分でルートを判断し、料理をテーブルに運びます。
料理を運ぶと自分で厨房に戻り、次の料理を運ぶため、スピードも速く、正確で効率的です。
ロボットを使うことで人件費を削減することに成功した上、ロボット化で食品の安全性が確保できるようになったのだとか。
<参考ページ>チャイナネットホームページ
このレストランでは、AI技術を徹底的に利用しています。
料理、在庫、ロボットの運行状況などを監視、各データを分析し、合理的管理が行われているのです。
また、店内も次世代を感じさせる仕様となっています。
待合スペースと食事スペースには巨大画面が設置されており、星空の下、桜の木の横、森林、雪山、草原が映し出され、様々な場所で食事をとっている雰囲気を演出してくれます。
<参考ページ>チャイナネットホームページ
自動化システムはパナソニックと提携
海底撈は、電機メーカー大手のパナソニックと北京に合弁会社を設立。
この厨房自動化システムはパナソニックと手掛けています。
海底撈の運営会社の張勇・董事会主席は、「外食の業務プロセスは長年にわたって原始的。効率的なシステムで業界を変える」。
また、パナソニックの樋口泰行専務は、「海底撈だけでなく中国全土の外食に導入したい」とそれぞれ自動化システムへの熱い想いを語っています。
火鍋を食べに訪れる客は、スープや具材を自分好みにカスタマイズして食べます。
今後は、店舗内で集めたデータを活用し、よりパーソナライズされた食事を提供することが可能になるのだとか。
この自動化システムを世界5000店舗に拡大することを目標にしているとのことです。
<参考ページ>チャイナネットホームページ