【取材後記】独立起業家スペシャル取材・佐々木大さんのお話を聞いて思ったこと「現代の若者が安定志向になった一因は…?」 | 「なりたい・したい」を「できる」に変える 次世代リーダーズのための :ゆめかなう

【取材後記】独立起業家スペシャル取材・佐々木大さんのお話を聞いて思ったこと「現代の若者が安定志向になった一因は…?」

2017/10/07

皆様、はじめまして!

ゆめかなう編集局の宮原淳子です。

 

独立起業を応援するサービス「ゆめかなう」では、スペシャル取材コーナーの原稿を担当させていただいております。

 

飲食や美容、教養、医療…など多岐に渡るジャンルから、独立起業家の方々に登場していただいているスペシャル取材コーナー。

皆様のお話を伺いながら、様々な職種や業界について学んだり、チャレンジする姿勢や目的意識の高さに深い感銘を受けたりと、こちらも多くの刺激を受けております。

 

個人的なお話で恐縮ですが、私自身はプライベートで6歳と2歳の男児2人の育児に奮闘しているワーキングマザーです。この場では、育児中の母親という視点を含め、さまざまな角度からスペシャル取材の編集後記を綴っていこうと思いますので、よろしくお願いいたします!

 

「現代の若者が安定志向になった一因は…?」

最近の取材で特に強く印象に残っているのは、INTILAQ東北イノベーションセンター長・佐々木 大さんのお話(https://yumekanau.me/special/1422/)です。

取材の中で、佐々木さんは「地方の若者たちはすごく保守的で、チャレンジ精神がない」と嘆いておられました。佐々木さんの出会った若者たち、主に地方の大学生の多くは安定志向が目立ち、人気の就職先は公務員や地方銀行、ガス・電気など地方のインフラ企業だそうです。

 

日本における若者の安定志向は、何も地方に限った話ではありません。現代の若者たちが保守的で安定志向なのはなぜだろう……?と考え、「はっ」としました。

彼らは、おそらくチャレンジ精神を持たないのではなく、持てないのでは?

なぜなら、リスクを取らない、安定志向が良いとされる価値観のもとに育てられたからではないか?……と思い至ったのです。

 

「我が子には平凡でもいいから、安全で確実な道を行って欲しい。」

親であれば、そう願うのは普通だと思います。

わざわざ苦労する危険な道に足を踏み入れて欲しくない、傷だらけになって苦しむ姿を見たくない……そういった親のエゴを過剰に押し付けられ、効率だけを重視するあまり、現代の子どもたちは必要以上に過保護な環境で育てられているかもしれません。

しかしそのような環境下では、チャレンジ精神が育つとは到底思えません。

 

冒頭で、「起業家の皆様のお話を伺いながら、多くの刺激を受けております。」ともっともらしくご挨拶させていただいた私ですが……。

本音を打ち明けると、もし我が子らが「独立起業する!」と言い出したならば、「いやいや、やめておきなさいよ」「失敗したらどうするの!?」と反対する自分の姿が真っ先に目に浮かびました……。

「安定志向の価値観を植え付けている親」とは、まさに私自身のこと!!

さらに我が子が秘めている力を信用せず、チャレンジ精神をないがしろにしている自分自身に気づき、愕然とさせられてしまいました。

 

そして自分自身の育児を振り返ってみると、時間に追われ、面倒なことを回避したいあまりに子どもたちに手を出させず、私自身がやってしまう場面もしばしば。また、注意を促す際にも「そんなことをやっていると、ケガをして○○ができなくなるよ!」「そんなやり方だと時間がかかりすぎる!!」など、痛い目に合う前から効率を重視するような言い方が多かったような気がします。

 

そんな風に言われ続ければ、我が子の挑戦したい、やってみようという意欲や自立心はどんどんしぼんでいってしまうでしょう。

私は我が子たちにただ平坦な道を歩んでもらいたかったのでしょうか?自身にそう問いかけた際、出てきた答えは「NO」です。

我が子が平坦な道を行き、安心したかったのは単なる私の願望で、本当に彼らの未来に望んでいるのは「自分らしく幸せに生きて欲しい」ということでした。

佐々木さんのお話は自分の育児を見つめ直し、子どもたちの未来についてなど、いろいろと考える良いきっかけとなりました。

 

もちろん育児に正解はありませんし、安定志向が悪いわけではありません。そして我が子たちは、まだまだ未熟で危険を回避する能力も低い年齢です。

でも、私は我が子たちに転ばない方法ではなく、転んでも立ち上がる方法を教えていかなければと強く思いました。

 

独立起業家の皆さんからお話を伺って毎回感じるのは、厳しく困難な道を選んでいたとしても、生き方に迷いがなく、とても充実したお顔をされているということです。

この先、我が子らがどのような道を選ぶかはまだまだ想像もつかず、不安とワクワクが行ったり来たりですが……。

自らの力で自由に羽ばたいて、明るい未来を切り開いていくことを切に願いつつ、私自身も彼らの自由な選択を心から応援できるよう、日々精進していきたいと思います!

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

#独立起業に関する詳しい情報やお問い合わせはこちらから

https://yumekanau.me/

今後とも、独立起業を応援するサービス「ゆめかなう」を、どうぞよろしくお願い致します。

 

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