30・40代役員VS老害オヤジ | 「なりたい・したい」を「できる」に変える 次世代リーダーズのための :ゆめかなう

独立起業のレシピ

30・40代役員VS老害オヤジ

2018/06/21

ジェネレーションギャップから?

 

とかく、どの企業にも、ジェネレーション的な差異から生まれる課題というものがある。育ってきた時代背景や環境がちがうということ。それから、境遇というものから、人格(スピリチュアルでいえば霊格かな。魂の成長。)形成もされるので、これは、年齢によらず、差異もあるなぁと、感じる。人により様々なのですが、とにかく、ちまたの経営者の意見を総合した第三者のポジショントークをすると、オヤジ族は、若者より、なかなかお付き合いがむづかしい様子。こっそり、同性の30代、40代男性の知り合いにもきいてみると、50代60代の男性先輩となると、職場で仕事をするのがなかなかむづかしいこともあるのだそうだ(もちろん50、60代でも、とっても素敵な方も沢山いらっしゃるからね)。「切れるオヤジ」っていう記事をどこかで読んだことがあるけど、職場で若者にくってかかる、胸倉つかむ!?という、大騒ぎも、実際に、あるあるらしい。ひゃぁ~クワバラクワバラ。今回は、そんなお話をしてみます。

 

 

課題はどうやら別にある

 

男性の30、40代は、企業では、重要なポジションにいる場合が増えてくる。多様な方々をまとめあげていく、マネジメントをする場面が増えるということだったりもする。先日、とあるITベンチャーの役員男性と食事にいった際に聞いた話、それは、デキないオヤジさんに対して「老害」※というワードを使っていた(そんな、ワードがあるのね?)。随分ひどいいいまわしだなぁと、思ったのであるが、「老害」についての、いろいろな状況話をきいていると、女のわたしからしたら、「男(俺)のプライド欲求を満たしてくれ行動に暴走する年配男性」というカテゴリー課題にはいる。ああ、いつもの話だ、オヤジさんのいいところもたまには褒めて感謝してあげなよ、ってことなんですけど、でも、聞いていると、どうやらもう少し根深い、職場にあるあるの状況のようだ。

 

ベンチャーといえば、生死を分ける勝負目が多々ある。仕事に真面目で、家族も養う未来のある30、40代男性マネジメントからすると、オヤジさんの暴言(今回は、「馬鹿」や「テメー」は、連発らしい)が厄介らしい。仕舞には、取っ組み合いになりかけ?の、オヤジさんに腕をつかまれる始末(このオジさま、エンジニアで、職人さん方面なご様子ですね)
役員としては、会社の大事な時期なのに、「なんでいちいちつっかかるんだ!」「なんでミスしたことに、ごめんって言えないで、ガンコ一徹なんだ!別に責めているわけでもないし」ということを思いつつも、職場のマネジメントとしては我慢して、まわりの状況をおさめつつも、論理的に説明淡々と対応しているのだそう。特に、気になるのは、周囲の女子供が怖がって、一緒に仕事ができないとも相談してきているのだという。どちらも、「なめられてはいけない!」ってぐらいの戦いになっているのかなと想像をしてみたけれど、そんなことより、課題は別だ。この課題は、どうやら別にある。

 

※「老害」・・・自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。

 

 

社長の修行

 

ところで。総合的にはなしをひととおり聞き終わったときに、はたと思った。実は、社長が、クビにしないのが、課題なだけなんじゃないの?ということ。「なんでクビにしないの?」ですよ。シンプルにクビ。それじゃまずいって遠慮しているから、「お前(社長)はすでに、(オヤジ)にナメラレテイル!」ということかも。職場であばれたって、なんにも言わない社長がなめられているというのが案外あるってこと。そうじゃないのかしら。その役員は、社長には、相談を深刻にしているのに、「状況証拠が不十分だからやめさせられない」とかなんとか、この職場の状況に対して具体的な施策アクションがされてないのだそう。社長は、採用よりも実は、クビにするほうが、よっぽど仕事として難しいのだ。とはいえ、やらなきゃ、優秀な社員から辞めてしまうのである。

 

自分を幸せの位置におけ。全力で。

ということで、結末。役員は、「俺、辞めて、いよいよ独立起業を考えている」と言い出した。ピンチはチャンス。自分と向かい合う格好の時期だと思えば、あとあとどのような道をすすもうと、後悔が少ないのは、まちがいない。独立起業は、向いているひとと向いていない人がいる。ただ、自分が思っているより「道」はいろいろあるのも事実である。いろいろなことが起こるが、なんとかしようと思えば、なっていく。自分ではコントロールできない流れもある。それがわかるだけでも、人としての成長は大きいのではないか。
「自分を幸せの位置に置く。自分以外に自分を守れるものはいない。自分の人生は自分が主人公であるから、お互い明るくもがき、感謝しながら頑張ろうよ」ということだけ伝えて、その場を私たちは、明るく手を振りながら離れた。

 

 

 

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