国内・海外レポートー【寄稿】エンジニアのキャリアゴールや教育カリキュラムについて。 CTO・CMO・CIO比較含め | 「なりたい・したい」を「できる」に変える 次世代リーダーズのための

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【寄稿】エンジニアのキャリアゴールや教育カリキュラムについて。 CTO・CMO・CIO比較含め

2020/07/18

はじめに

 

こんにちは。ゆめかなう株式会社代表取締役の都築です。

 

お客様のIT人材の採用・キャリア設計(人材開発)のご相談を受けることがあります。

 

その中でも、弊社の「CMOサービス」のご利用をしたいという話も含め、既存のCOO、CTOとの職務の切り分け(業務分掌の設計)も、具体的に、どうしていったらベストな解になるのだろうかと、ご相談されることがあります。つまりが、組織戦略と採用・キャリア構築についてのお話です。

この内容を、記事にて共有しようとおもいましたのは、読者(特にIT系の企業の採用や人材開発の方々や、エンジニアの方)が知りたいことにもつながるのではないかという想定からです。

 

さて、本題ですが、エンジニアには、大枠、3つの“Cレベルキャリアゴール”が存在(CEO抜かしてのC職)しております。そして、様々なC職務のケースが存在しており、こうであるという一義的な定義はないものの、大枠、以下のように定義されます。ただし、会社の組織戦略によってその定義も若干異なってくるので注意です。※CTO、CIOがセットで、陽と陰の関係と謳う例もある(メルカリ社)。

 

◎CTO:テクノロジー戦略マネジメント
技術力を駆使した競争戦略を構築(ビジネス要件や目標に準じて)

◎CIO:ヒューマンマネジメント
社内のIT基盤整備のための人員採用と配置を遂行。

◎CMO:顧客市場(マーケティング)への販促マネジメント。

 

この3つのC職というのは、経営者視点をもち、その専門分野の知見を用いて、事業や組織を成長させていくというミッションを持ちます。つまり、いわゆるサービス開発マネジメントとは違い、「経営のKPI成長を守っていくひと」になります。

そして、現状における、エンジニアの「出世フロー」をイメージをすると、このような図になります。

 

エンジニアのキャリアパス概要

ちなみに、VPというのは、最近メジャーになってきたポジションです。CTOと比較すると以下のようになることを追加したいと思います。

 

 

VP(VP of Engineering) とは

 

VP of Engineeringとは「開発マネジメントの最高責任者」になり、エンジニアチームを成功に導く、チームビルダー的な存在で、エンジニアの採用、育成や、CTOを初めとした社内上層メンバーとの連携をしていく管理職です。CTOがいない組織は、このVPがCTOの役割を追う(経営上のKPIを守る)ことも実際にあります。※あえてCTOとVPを分けない組織ももちろんあります。

そして、エンジニアの教育カリキュラムは、このような感じで定義できるのでは、ないかと思います。これは、私のエンジニア経験と、のべ600事業の成長牽引の現場感で、個人的な見解も含めとなりますが、クライアント様の意見をお伺いしつつ、まとめ上げたものです。

 

画像3

※注意 上記の画像イメージは、都築が調査と経験・実務上、独自にまとめたものであり、許諾なしに転載不可です。(間違っているところがあれば、優しくご指摘をお願いします。(^^)

 

 

ちなみに、CTOになるための、具体的な年齢とキャリアパス事例です

 

上記のパワーポイントで創った画像イメージは、これらの具体的な海外IT企業の事例を日本のSIやIT企業の実情、自身の経験を元に創っています。(時は流れますので、齟齬がある場合はご容赦ください)

 

AMAZON社

画像4

アップル社とマイクロソフト社

画像2

 

画像5

 

 

この3社比較からおおよそわかることは

 

CTO職に就くには、ある程度のプロジェクトや開発技術の修行期間を経験し、40代あたりで脂ののった仕事ができるのであろうということであり、その中には、経営観点もあり、そして、ヒューマンマネジメント=人の気持ちもわかる(交渉や調整、周囲のモチベーションを上げるができるコミュニケーション力も必要)ということなのだと思います。

 

つまりが、そういうスペックの人材を企業は採用するか、じっくり育成していくことが必要になってきます。エンジニアの育成カリキュラムがしっかりある企業は、これからの企業採用時の魅力にもつながるのかもしれません。

 

エンジニアは、常に自分のスキルを高めたい、面白いと思うプロジェクトに入りたいという意識が非常に高い職種です。ですから、給与報酬のみならず、成長できる環境やコンテンツがそろっているという企業が人気がでるでしょう。企業の人事部では、そのような準備を実際に仕掛けていく必要があると思います。

 

そして、技術志向の高いかたは、CTOを目指さず、現場のプロフェッショナルとして第一線で活躍するかたも多いです。そういう方々は、腕一本で独立をされていくという傾向もあり、IT分野のフリーランスも増加していくという背景にもつながります。

 

エンジニアの教育キャリアパスと、教育カリキュラムについて、本日は簡単に述べさせていただきました。ご相談やご質問のある方は、ぜひ、コメントをお寄せください。

 

 

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都築由紀子 Yukiko Tsuzuki

ゆめかなう 代表取締役

 

 

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